あたりまえ・ラボ

福岡の海が見えるステキなまちに暮らしています。まちに関わるお仕事をしています。福津での暮らしや地域づくりの取り組みをゆるゆると紹介します。

イベント案内「Green drinks Tsuyazaki 『まちは誰がつくる?縁側からはじまる場づくり』」

green drinks Tsuyazaki 始動!
green drinksは、まちのことや暮らしのさまざまについて「固いこと言わんと、飲みながら話そうぜ!」というローカルな集まりです。ロンドンで生まれ、世界中に広がっています。
津屋崎で初となるgreen drinksトークテーマは、「まちは誰がつくる?縁側からはじまる場づくり」。
まちは誰がつくっているのでしょう?
住みたいと思う町、風通しのいい町は、どのように作られるのでしょうか?
さまざまな場所(シアトル/津屋崎/糸島/岡山/東京)で、さまざまなアプローチで場づくりを実践してきた3人があれこれトークします。

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参加する人も質問や感想でジョインできる「参加型」のイベントです。みんなでわいわい、縁側で語りませんか?
津屋崎や場づくりが気になっていた人、
転勤族でまちになじめない人、
よくわからんけど面白そう!な人、
お待ちしています!

日時
10月21日(土)18時00分~21時00分(17時30分開場)

場所
みんなの縁側 王丸屋(福津市津屋崎4丁目11-15)

pietoro1211.wixsite.com

参加費
2000円(1drink+軽食つき)
小学生以下無料

お申込
こちらの申し込みフォームより送信してください。

green drinks Tsuyazaki 申し込みフォーム

お問合せ
t.fukkui@gmail.com(福井崇郎)

ゲストプロフィール

渡邊めぐみWatanabe Megumi
福岡出身。大学時代、東京でコミュニティカフェ芝の家のスタッフとなり、気がつけば場づくりに携わる。人生に迷いすぎて飛んだシアトルでgreen drinksを体験後、NPO法人グリーンズコミュニティ担当としてgreen drinks Tokyoなどにかかわる。入社後、知人が全くいない中で着任した岡山で「家と会社とイオンしか居場所がない」と悩んだ末、green drinks をお寺で定期開催。ニューカマーの視点で「まちの居心地をよくする」ことを考えている。

green drinks Okayama イベントレポート

greenz.jp

冨永透 Tominaga Toru
1986年福岡県北九州市生まれ。
「みんなの縁側 王丸屋」店主。

 福岡教育大学を卒業後、千葉の実家に住み、東京ディズニーシーキャスト→特別支援補助教員→警備員などを経て、2012年から4年間、福岡県教職員として小学校で働く。しかし、2016年春、思うところが(いろいろと。本当にいろいろと。)あり、教員を退職。福岡県福津市屋崎にある祖母の家、この「王丸屋」に移り住む。そこで、ゼロからスタートの今の自分にできることはこれだと思い、町の人たちの力を借りながら「みんなの縁側 王丸屋」プロジェクトの運営を開始。2017年7月。「みんなの縁側 王丸屋」リニューアルを機に、本格的に王丸屋を始動。
今まで以上に王丸屋が、“みんなの縁側”になれるように、日々奮闘中!!

ファシリテーター
福井崇郎 Fukui Takao
長崎県出身。大学院時代から糸島の自宅を開放して地域の場づくりに取り組む。現在、津屋崎ブランチのスタッフを行いながら、人と人との間をつなぐまちづくりファシリテーターとして教育やまちづくりの分野で対話の場づくりに取り組んでいる。

その他
考慮してほしいことがあれば可能な限り対応いたしますので、ご相談ください。
一切の勧誘行為はこれを禁じます。

中学生サミットを通して思ったこと

「中学生サミット」を9月9日(土)に城南区市民センターにて実施しました。

最後の打ち合わせの様子です。大学生がサポートに回ってくれて話しやすい雰囲気を促してくれました。

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この日、それぞれ何を話したいと思っているのか、何を来てくれる人にそれぞれ伝えようとしているのか、アイディアも含めての最後の打ち合わせでした。

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城南校区では毎年、城南区の7中学校の代表の生徒が2名ずつ集まり、テーマを設けて40中学生、地域の方、保護者の方の総勢400名の聴衆に対して代表の生徒たちが語り合うサミットを行っています。

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今年は「理想の中学校」をテーマに

・将来に役立つために中学校は何をしたらいいのか?
・それぞれの個性を磨くために中学校は何ができるのか?
・自分たちが社会で役割を持つために中学校は何ができるのか?

この3つを基に語り合いました。

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現役の中学生たちが自分たちの学校生活で感じたことや経験を持ち寄りながら、校則や授業の教科、体験学習、部活動などの意味をひとりひとり言葉を紡ぎながら探めました。

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自己紹介の様子

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コーディネーターの龍興さんが出てきた内容を分かりやすくまとめてくれました。

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本の学校の話だけでなく、ドイツやオランダの校則や授業の事例も話してくれて世界を相対化して考えるきっかけとなりました。

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テーマ決めなどのプロセスの段階からサミット本番まで一緒に伴走させてもらい、その中で彼らが成長していく姿を応援できる貴重な機会を頂きました。本番まで筋書きのない台本を彼らと一緒に対話を深めながらつくり上げる中で、たくさんのことを学ばせてもらいました。

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 中学校の授業や校則などの意味自体を問いなすことができました。

自分たちが社会で役割を持つために中学校は何ができるのか?たくさんの意見が並びました。

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中学生は我々が思っている以上に社会とのかかわりを感じているし、自分たちがどうやって生きていくのかを言葉にせずとも考えているのだなと実感します。大人が彼らにどうやって関わっていくのか、環境をつくっていくのか益々、大事になっていくと感じます。

2回の事前の打ち合わせも含め、濃い時間を一緒に過ごさせてもらいました。

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今年も参加した2年生たちが、また来年もサミットで話したいと言ってくれたのは嬉しかったです。

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来年度以降、関われるか分かりませんが、また新たな経験と知見を基に次の生徒たちがより良いサミットをつくりあげて貰えれば何よりです。

まわしよみ拡大号(61号)を作成しました

毎週水曜日に実施している「まわしよみ新聞」を8月は山の日の11日(別名・きのこの山の日)午後に開催しました。普段、平日に足を運ぶ方以外にも休日しか参加できない人に来てもらおうと久々の休日開催でした。

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おススメの記事を楽しく紹介する様子

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この日は遠くは熊本から、また平日は来れないけど興味があって足を運んだという方もいて、一つずつの記事の話題に花が咲き、津屋崎でまわしよみ新聞を開始して最長の3時間の作成時間(通常2時間)となりました。

笑顔が絶えない良い時間でした。

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休日の開催にコメントにもいつも以上に力が入ります。

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最後はそれぞれのグループで出来上がった見せあって、それぞれのグループで過ごした時間をシェアしました。

f:id:t-fukui:20170928210719j:plainはじめて会った人たちが、あたかも久々に会った友人とおしゃべりをするように楽しい時間を共に過ごしていてまわしよみ新聞の持つ魅力に改めて気づかされました。

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2つのグループで出来上がった内容が違うのも、まわしよみ新聞の特徴です。

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この時間を一緒に過ごした、熊本からの参加者は地元でも開催したいということを言ってくださり、まわしよみ新聞の輪は場所を変えながら拡がっています。

 

 

10月9日(月・祝)は音楽散歩2017in津屋崎です!!

10月9日(月・祝)は津屋崎千軒にて「音楽散歩2017-津屋崎で楽しむ秋のひととき」が行われます。

津屋崎のまちが音で賑わう1日で、8年間続いているこのイベントに私も今年から実行委員として参加させてもらい、一緒に進めさせてもらっています。

酒蔵や古民家、カフェなどで、サンバの賑わいやジャズの奏で、三味線等々まちの至る所で鳴り響いています。3連休の最終日は津屋崎の音楽散歩に足を運んでみてください。お待ちしています(^^♪

音楽散歩2017について詳しくは下記のHPをご参照ください

tsuyazaki-omotenashi.net

中学生たちが今、何を考え、語り合いたいと思っているのか 

9月9日(土)に城南区市民センターにて〈理想の中学校〉をテーマに語り合う「中学生サミット」を実施しました。城南校区では毎年、7中学校の代表の生徒が2名ずつ集まり、テーマを設けて語り合うサミットを行っています。

3年前から集まった中学生メンバーで1から話したい内容を決めて語り合うスタイルを取っています。今年もコーディネーター・ファシリテーターとして関わることになりました。また、コーディネーターに龍興 彩香さん、佐賀大学の池本 紗輝さん、九州大学の若狭 巧望くんらと共にサミットを進めました。

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去年は「究極に青春~私たちの違いって~」というテーマで恋愛や友情、夢について普段、友達や大人には話せない素朴な問いや思っていることを思い思いに語り合いながら、違いや新たな気づきを登壇した生徒それぞれ持ち帰りました。

中学生サミット2016の様子

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今年も7月と8月に本番に向けて、2回の事前打ち合わせを行いました。

まずはじめにチーム作りということを主眼にペアインタビューを行い、お互いのことを知ることからはじめました。普段は違う中学校同士ですが、話し始めるとすぐに打ち解けていて盛り上がっていました。

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第1回目では、「理想の学校」、「趣味と夢の違い」、「友達とは」と言うテーマがグループで話していく中で出てきました。

全体への共有の様子

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板書です。

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模造紙に自分たちが話したいたくさんのアイディアが書き込まれました。

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友達と言う話では「しんゆう」という言葉を、親友、心友、信友、深友で使い分けたりしているが、言葉によって違いが起きるのはなぜか、素朴な問いから意味の見直しをしていたのは印象的でした。

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第2回目は第1回目で候補に挙がったテーマからサミットの本番に何を話すかということからスタートしました。

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去年は友情や恋愛、趣味を自分たちが違いを自分たちの言葉でまとめると「究極に青春」と言うことでテーマが決まったのですが、今回は満場一致で「理想の中学校」をテーマにサミットでは話すということで決まりました。

 後半は理想の中学校をテーマにした場合、どんなことを話したら来てくれる同級生、大人が耳を傾けてくれるのか想定をしながら、具体的に話すことを想定していきました。

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・何のために校則はあるのか?
・学校は夢をかなえるためにあるのか、夢がかなわない時のためにあるのか?
・興味があることや好きなことを選択できる授業や体験がどうしてできないのか?
・先生と生徒が友達になれない、本音で語れないのはなぜか…

たくさんの問いや話したい内容が出てきました。

更に、世界を体験できる学校でどんなものなのか、自分がやりたいことできる授業があるとしたら何を学びたいかなど、サミット当日に向けて生徒たち自らがこれからの中学校での学びの形や在り方を自身で考え、深めました。

その中で「社会に役立つためにこれから学校は何ができるのか」、と言うことを話すグループと、「自分たちのやりたいこと極めたいことを伸ばすため、個性を磨くことができる学校はどんなものか」と言うことを話したいグループとができ、2つのグループで進行していくことが決まりました。

私自身はコーディネーター・ファシリテーターとして、彼らが本音で話したいことを話していけるような雰囲気づくり、チーム作りをサポートメンバーと共にお手伝いさせてもらいました。

私たちが想像していた以上に、中学生自身が何を伝えたいか、中学校と言う環境にいながら社会の一員として、これからどう生きていくのかを考えていて、それを彼らの言葉から聞ける贅沢な場に居合わせることができました。

(9月9日のサミット本番に続く)

まわしよみ65号 発行

9月20日は「みんなの縁側 王丸屋」にてまわしよみ新聞を作成しました。

また、この日は宗像・福津の生活雑誌「月刊むなふ」の10月号の配布日で、8月30日のまわしよみ新聞(63号)の様子をご紹介して頂きました。*1

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宗像・福津の方は各家庭に配布しているようなので王丸屋さんの取り組みも含め、目を通して頂ければと思います。

今回の号は来年公開予定の広瀬アリスさん主演の映画「巫女っちゃけん」の話で盛り上がりました。

新聞を読む様子

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津屋崎で取材があり、地元の方なら見覚えのある場所がたくさん出てくるそうです。また、それ以外にも春の選抜甲子園のタイブレイク制の話や選挙、雪舟の幻の絵が発見されたことなどなど思い思いに語り合いました。

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編集作業の様子

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映画「巫女っちゃけん」の広瀬さんを中心とした、まわしよみ新聞が発行されました。

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いつものメンバーでステキなまわしよみ新聞ができました。

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まわしよみ新聞65号は王丸屋に貼っているので見かけた方は目を通してみてください。

次回のまわしよ新聞は9月27日(水)9時30分より「みんなの縁側 王丸屋」にて開催します。皆さんと楽しいおしゃべりの時間を共に過ごせたらと思います。お時間の会う方は足を運んでください。

 津屋崎のまわしよみ新聞について詳しく津屋崎ブランチのHPをご参照ください 

1000gen.com

 

*1:下記の『むなふ』の写真は株式会社 アド通信社の『むなふ』表紙より引用 http://www.adtsu.co.jp/original/munafu_201710.jpg

初の福津郷育カレッジ講師を務めました

最近、ブログをさぼり気味で3か月ほど更新が滞っていましたが、また今日から定期的に更新してきます。記事がアップされた際は目を通して頂ければ嬉しいです。

8月26日は福間東中学校にて「中学生と未来を語ろう!」をテーマに地域の大人と中学生が交えて語り合うワールドカフェを行いました。初めて、福津市教育委員会が主催する郷育カレッジの講師としてファシリテーターを担当させて頂きました。

はじめにペアインタビューを行いました。

おススメの本や理想の中学校、自分にとって大切な友人、これからやりたいことなどを大人も生徒も交じって楽しく語り合いました。

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ワールドカフェでは「大人になった時(大人として)子どもにどんな大人でありたいか」をテーマに語り合いました。

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まずはじめは、大人を見て「これだけはやめておこう」と思うことはどんなとこかを中学生に話してもらいました。

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参加していた大人の方々が生徒たちに対して耳を澄ませて聞く姿勢、楽しみながら話している姿がとてもステキでした。

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生徒たちは普段、話しているようで聞いたことのない、大人それぞれ本音や生き方に触れ、自分がこれからどんな大人になるのか、大人になりたいのか対話の中でそのヒントをたくさん拾い上げていました。

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最後は生徒達同士で、ワールドカフェの感想を共有しました。

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日頃、頭の中で考えていることを口できたり、いつもとは違う人と語り合うことで、新たな気づきをそれぞれで持って帰っていました。

はじめて郷育カレッジの講師を務めさせてもらい、生徒も地域の方も本音で話す場があること、それがどれだけ大事なのかを気づかされました。